調で話し掛

海を隔てての出来事だったからか、それがヒカルにとって現実だったのか、単なる彼女の夢想の延長だったのか、よくわからないような気もして???、都合のいいようだが、それがその情事への彼女の罪の意識を和らげていた、とも言えたSmarTone寬頻
それでも連絡先をこちらからは敢えて教えなかったリュウイチから、何処で調べたのか何度も自宅や携帯に電話がかかってくることがあり、ヒカルは着信画面でそれがリュウイチとわかるとすぐにそのまま電話を切った。

その日、
たまには三茶で飲もうよ?」
と言い出したミカリンにつき合ってヒカルは久しぶりに元住んでいた三軒茶屋に来ていた。
待ち合わせの場所は、スズラン通り奥にある居酒屋味とめ」SmarTone 續約
その一見風変わりなお店はいったいいつからここにあるのか?
ヒカルが住んでいたあの頃から、すでに”遥か以前よりある”といったたたずまいでそこにあったことはまちがいなく、イメージとしてはおそらく1960年代とか70年代に出来た?なんて言う朽ちかけ具合。
それでもその店の空間にはどこか下町にでもあるかのような妙に家族的で落ち着く空気が流れており、ヒカルも大学生だった頃に何度も足を運んだ記憶がある。
そしてそこにはいつ行ってもまったく年を取らない不思議なおばちゃんがいて、何度行っても決してこちらの顔を憶えてくれない。
それでいて、ついさっきまで一緒に縁側でお茶でも飲んでいたかのような馴れ馴れしい口調で話しかけてくる。
ヒカルがもう4年ぶりぐらいでその店に足を踏み入れると、
あら、お嬢ちゃん?
お久しぶり
とそのおばちゃんが初めて自分を憶えているかのような口調で話し掛けてきた。
ご、ご無沙汰です」
もしかしたらこのおばちゃん、以前からわざと憶えていないふりをしていただけなのかもしれない。
って、それにしてもこの混沌とした店内、以前来た頃と全くと言っていいほど変わっていない。
おそらくここ30年以上、何も変わっていないだろう。
もしかしたらこの値段の安さと言うのも、壁に貼られている紙に墨書きのメニューを開店当時から変えていないせいなのかもしれない。
まあ、それはいいとして、このちゃぶ台に座布団の座敷ってのがまた落ち着くんだよなあ、これが???って24歳にしてすでに自分は疲れたおっさんか?なんてひとりぼけとつっこみを脳内で展開しつつ、取りあえずキリンラガーの中瓶を注文し、手酌のグラスを一気に空けながら數碼通月費
うま!」